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巨漢の男は影より生み出した影をけしさられ、
しばし動きを止めた。

終わり、か?
しかしそれに反して巨漢の口角は、ニィイーと釣り上がっていく。

「くっくく…。これだけ、これだけで終わり―なのか?」

「何、だと」
巨漢は身振りを着けて言う、
「だから言っただろう。これで終わりなのか、とな。
よく聞こえなかったか?」

その瞬間、消えた獣たちがまた影の中から現れる。

「変幻自在に紆余天坐。
光あるところに影はあり、影あるところにまた光はあるのだからな。
初耳だったか?」


甘かった・・・、
これで詰みきれるとは思っちゃいなかったけど。
でも一つ分かったことがある。
奴の獣?は奴自身の影からしか出せないこと。
そして光の下では出れないこと…。

日の出が待ち遠しいな…。

「知ってるさそんなこと。」

逆に王手をかけられた感じだな…。

「別に誰かれ喰ってるわけじゃないが・・・、
私の混沌の一つとなれるのだ。喜ぶといい。」

男の手がナルミに向けられる。
迫る猛禽類の口は7つ。
それらすべてが俺たちを咀嚼せんと向かってくる。

何所までよけられるか…っ前方から向かってくる2頭を蹴りはらい、
後方へと跳躍。
そのまま左右からくる2頭を上によけ、
壁を蹴って空中で姿勢をかえ、るがこれで

詰み、ってやつかよっ


顔に息使いがかかる距離。
迫る不揃いな牙・・ ・  ・  ・   ・   ・      ・


「二度目のおはようだな、うむッ」


が、弾かれた。

「あ、阿院!?」

「おっとそこの籠目の紋からは出る、な。」

足元に刻まれたのは籠目の紋。
「おぅ。…というかこの紋いつ刻んでんだよ。」

「掃除しながら、だ。うむ。」

「あ、そうか…。手際よく話すけがあの巨漢のおっさん強えぇ。
弱点は光だとおもう。あとあの獣は自分の影からしか出せないっぽい。」

なるほど、
とうなずく阿院宗汰。

「空間支配型、だな。お前じゃ相手にならないはず、だ。うむ。」

「あぁ、逃げるのが精いっぱいだ。この女が重てぇし。」

「む、その女はなんだ?お前の女か?」

「知らねぇよ。初対面だ。」

「市民タグ、は?」

ナルミは改めて女の体を見回す。
「タグ・・・は無ぇな・・・」
あれ…でも傷が、無くなってる?

この女なんだいったい?
襟口になにか…、ドッグタグか?
ナルミは手を伸ばす。

が、
「触らないでもらえますか?変態。」

「わ、悪りぃ!て・・・何時から起きてた?」

「あなたが激しく飛び回り始めたくらい、かしらね。
で、降ろしてくれるのかしら?」

「あぁ、何時までも重たいもん担いでたいわけじゃねぇし。」

「あら、失礼しちゃうわっ。」

「痴話喧嘩は結構だが、今は逃げることを考えてくれると、助かる。」


「「わかってるっ」わっ」

「ならいい、うむ。」


「仲間の到来、か?結界、そこの男は僧侶か何かか、ん?」



「そうだよ。悪即斬の坊さん、ゴーストバスターさ。」



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