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目の前の非現実的な光景

それが確かなものかどうか確認する前に成美の体は
宙へと投げ出されたれ
一瞬ののちその体は地面を擦って転がっていた。

なんとか背中から落ちることに成功し受け身はとれたが、
体の自由はまともに聞きそうにはなかった。

目の前で未だ滑っていくペケジェイ
ご丁寧にも修理に値段が張る左を下にして
ベクトルのもと従順に滑っていっていた。

しかし、今は修理費を心配している場合ではない。
身体全身を襲う虚脱感と重力にさからい、かぶっていたメットを投げ捨てる。
ナルミ自身の傷はペケジェイに比べたらかすり傷だった。

女性はすぐそこにいた。
一つ間違えば、ナルミが轢き殺していたかもしれない相手だ。
生きていればの話だが。

まだ明けきらず、街路灯の乏しい灯りでもよく分かるほどの傷。
長い髪は血だまりに染まっていた。

顔はよく見えない。
だが来ている服が制服であることからも彼女がまだ少女であることを認識する。

生きて、いるのか?
でもこのままこの場を立ち去ったら、ひき逃げ…。
彼女の背中が喘ぐように波打つ。

「呼吸!?」

いそいで少女にかけより、
できるだけ衝撃を与えないように優しく抱き起こす。

マジかに見ると分かるが腹部、肩、足にいくつもの貫通痕があった。
これって
「拳銃…、かよおいっ。」

最近街が物騒だってのは耳にしてたが、こんなの聞いたことねぇ…。
警察…いや
「救急車をよぶのがさきかっ」
ポケットに手をいれると携帯は全くの無傷で現れた。
119、
急いでボタンを押そうとするがなぜかスムーズにはいかない。
押し終わるとコールもなく、すぐにつながった。

「あ、あの人が重傷なんだ!あぁ登録番号は74sa-282671だっ。早くしてくれ!」

「や、止めて・・・・っ。人を呼んでは・・・・・ダメ・・っく」
少女の懇願の声、
しかしンその懇願は別の者の返答にさえぎられた

「呼んでも別にかまわん。全員消せばいいだけだからな。」
声のした方向には一人の巨漢。
白いはだに、縦に割れた黄色い瞳。

「ふん。ゴキブリ並の生命力だな生存者【サヴァイバー】
 で、その隣のはなんだ?」

「ま、まて脱教者っ…この人は関係ない・・んだ・・・」

「お前どこからこの街に来た?」
ナルミは唐突にその言葉を口にしていた。
この街は人の出入り、物資搬入すべての把握をおこなっているはずだ。
だからこんな人間が簡単に入れるはずがない。

「何所から、か。そうだな、そう、正面からだが?」

正面だと?
正規でここにはいってきたのか?

「まぁ少し警備の人間にはねむってもらったがな」

そう言うと巨漢の男は手をナルミ達にむける。
男の手に光が出てくる。
出てくる、というよりは周りから吸い寄せられるというような。

「ニーダーグ【突き刺す闇】」

その瞬間男の手から一撃が放たれた。

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